隣県４市町の社会福祉協議会 災害時の相互支援協定を締結

生活圏が重なる栃木県と茨城県の４つの市と町の社会福祉協議会が、災害時に職員を派遣しあうなど相互に支援を行うことになり、１５日、小山市で協定の締結式が行われました。

「災害時相互応援協定」を締結するのは栃木県の小山市と野木町、茨城県の古河市と結城市の４つの市と町の社会福祉協議会で締結式では、それぞれの会長が協定書に署名しました。
協定では、災害が発生した際、互いに職員を派遣しあって災害ボランティアセンターの立ち上げにあたったりボランティアや支援物資のニーズを把握したりする業務にあたるとしています。
県境を挟んで隣接する４つの市と町は生活圏が重なり、車で１時間以内に行き来できるエリアであることから、土地勘のある職員の派遣で素早く適切な対応が期待されています。
式のあと、小山市社会福祉協議会の柿崎全良会長は「近場の利点を生かして迅速な対応が出来ると思う。常日頃の連携を大事にしていきたい」と話していました。
また、古河市社会福祉協議会の塚田晴夫会長は「災害ボランティアセンターは立ち上げが１日遅れただけでもボランティアの確保が難しくなるので、近くの団体と協定を結ぶことができて良かった」と話していました。