北アルプス八方尾根の雪崩 死亡は宇都宮の30歳男性

北アルプス八方尾根の雪崩 死亡は宇都宮の30歳男性

14日、北アルプスの八方尾根の斜面を滑走していた男性が雪崩に巻き込まれた事故で、死亡したのは、宇都宮市の30歳の男性と確認されました。

14日午前11時半すぎ、白馬村にある北アルプスの八方尾根の南側の斜面でスキーをしていた男性が雪崩に巻き込まれ、一緒に滑っていた仲間に助け出されたものの搬送先の病院で死亡が確認されました。
警察が身元の確認を進めた結果、死亡したのは、宇都宮市の会社員の林正浩さん(30)と分かりました。
警察によりますと、林さんは、10人のグループで行動していて、登山届を出したうえで、整備されていない雪山を滑るバックカントリースキーをしていたということです。
また、林さんは、雪山での経験もあり、装備にも問題はなかったとみられるということですが、白馬村にはなだれ注意報が出されていました。
警察は、当時の状況を詳しく調べるとともに、冬山に入る際は、事前に気象情報や現地の状況などを確認するよう呼びかけています。