小山市教委が許可得ずに国史跡の古墳周辺整備 会見で謝罪

国の史跡に指定されている古墳の周辺を、新たに史跡公園として整備する事業を進めている小山市の教育委員会は、これまで国に必要な許可を得ずに工事を行っていたとして28日、記者会見を開いて謝罪しました。

小山市の「琵琶塚古墳」は、6世紀前半に作られたとされる県内最大級の前方後円墳で、国の史跡に指定されています。
市の教育委員会によりますと、この古墳を含めた周辺の地域を新たに史跡公園として整備する事業を進める中で、国に必要な許可を得ていないまま、平成31年1月から工事を行っていたということです。
今月、県からの指摘を受けて許可が必要なことに気づいたということで、工事はその後、中断されています。
小山市教育委員会の濱口隆晴教育長は28日の会見で、「お詫びのしようがない恥ずべき事態だと認識しています。申し訳ございませんでした」と謝罪しました。