栃木 認定こども園 園児と職員38人 ノロウイルス集団感染

栃木 認定こども園 園児と職員38人 ノロウイルス集団感染

県北地域の認定こども園で、園児と職員、あわせて38人がおう吐や下痢などの症状を訴え、このうちの一部からノロウイルスが検出されました。
県は、ノロウイルスによる集団感染が発生したとして、基本的な感染対策を徹底するように指導しました。

県によりますと、今月13日から25日にかけて、県北地域の認定こども園で、園児33人と職員5人が、相次いでおう吐や下痢などの症状を訴えました。
「県北健康福祉センター」がこのうち4人について検査したところ、全員からノロウイルスが検出されました。
4人は快方に向かっていて、重症者はいないということです。
県は、ノロウイルスによる集団感染が発生したとして、この施設に対し、手洗いや消毒などの基本的な感染対策を徹底するように指導しました。
県内ではことし、感染性胃腸炎による患者30人以上の集団感染が起きたのは、これで15件目となり、この10年でもっとも多くなっています。
県は、食事の前やトイレのあとは必ずせっけんを使って手洗いをするなど、基本的な対策の徹底を呼びかけています。