女子高校生殺害事件 逮捕の容疑者「高校生のスマホは捨てた」

ことし10月、上三川町でレンタカーから女子高校生が遺体で見つかった事件で、逮捕された28歳の容疑者が「高校生のスマートフォンは捨てた」と弁護士に説明していることが関係者への取材でわかりました。
スマートフォンはその後、警察が見つけて押収していて、宇都宮地方検察庁は20日、殺人の罪などで起訴しました。

起訴されたのは埼玉県熊谷市の無職、安栖達也被告(28)です。
起訴状などによりますと、被告は、ことし10月、都内の駐車場に止めたレンタカーの中で、高校1年で15歳の女子生徒の首を手で絞めるなどして殺害したとして殺人の罪に問われています。
この2日後に上三川町でレンタカーの中から女子生徒の遺体が見つかりました。
これまでの調べによりますと、2人はSNSを通じて知り合ったことがわかっていますが、その後の関係者への取材で被告が弁護士に対し首を絞めて殺害したことを認めたうえで、「女子生徒のスマートフォンは川に投げ捨てた」と説明していることが新たにわかりました。
スマートフォンは警察が県内で見つけ押収したということで、証拠隠滅を図ったとみられています。
被告は女子生徒の遺体を遺棄した罪でも20日起訴されたほか、性的暴行をした罪でも既に起訴されています。