酒米として復活へ高校生たちが酒造メーカーにコメを渡す

大正時代に県内で広く生産されていたコメの品種を、酒米として復活させる取り組みに参加している高校生たちが、20日小山市の酒造メーカーを訪れ、来年予定されている日本酒の試験的な醸造に向けて、ことし収穫したコメを手渡しました。

小山市の酒造メーカーを訪れたのは、地元の小山北桜高校の2年生、3人で、ことし収穫した「愛国3号」という品種のコメ、およそ1.5トンを、担当者に手渡しました。
「愛国3号」は、大正から戦後にかけて県内で広く生産されていたコメで、県や酒造メーカー、それに高校などが連携して、新たに酒米として復活させる取り組みを、去年から始めています。
来年は、20日持ち込まれたコメを使って、日本酒の試験的な醸造が初めて行われることになっていて、その後は、地元で「愛国3号」を生産する農家を募った上で、本格的な酒造りに取り組んでいくということです。
メーカーを訪れた生徒たちは「収穫したコメを食べてみましたが、コシヒカリと比べて固めだと感じました」とか、「おいしいお酒になってほしいです」などと話していました。
メーカーの小林正樹専務は「古い品種のコメなので、酒造りには通常よりも長い2か月から3か月ほどかかりそうですが、その分やりがいがありそうです」と話していました。