宇都宮の遊園地 ジェットコースターからの乗客救出訓練

宇都宮市の遊園地で、故障したジェットコースターに取り残された乗客を救出する訓練が行われました。

訓練は、宇都宮市にある遊園地「とちのきファミリーランド」で、スタッフや消防隊員などおよそ20人が参加して行われ、最初に施設の技師が、アトラクションごとに緊急時の止め方などを説明しました。
このあと稼働中のジェットコースターが機械の故障で途中で緊急停止して、高さ20メートルほどの場所で動かなくなった乗り物に4人の利用客が取り残されたという想定で、救出訓練が行われました。
訓練では、まず消防隊員たちがジェットコースターのレールの横に備え付けられた「通路」を次々と登り、乗り物が停止した場所に着くと、利用客に意識があるかなどを確認しました。
このあと利用客を誘導したり、意識を失った客という想定の人形を担架に乗せて運んだりして、安全に1人ずつ避難させるための手順を確認していました。
宇都宮市消防局南消防署の渡邊直樹副署長は「いざという時の有効な救出方法を検証できて有意義な訓練になった。今後も遊園地と連携を深め、事故に備えたい」と話していました。