飲食店弁当で13人食中毒ノロウイルスか 営業禁止に 大田原

今月、大田原市の飲食店の弁当を食べた13人が相次いでおう吐や下痢などの症状を訴え、一部の人からノロウイルスが検出されました。
県は集団食中毒と断定して、11日からこの店を営業禁止とする処分を行いました。

処分を受けたのは、大田原市末広の飲食店、「鳥金本店」です。
県によりますと、今月6日、この飲食店の弁当を食べた20代から60代までの女性13人が、相次いでおう吐や下痢などの症状を訴えました。
「県北健康福祉センター」が、このうち8人と調理をした3人について検査したところ、合わせて9人からノロウイルスが検出されたということです。
県は、この飲食店が提供した弁当を原因とする集団食中毒が発生したと断定し、11日からこの店を営業禁止とする処分を行いました。
重症者はなく、全員が快方に向かっているということです。
県内では先月、宇都宮市の仕出し弁当店でもノロウイルスによる集団食中毒が発生していて、県は先月30日に、「ノロウイルス食中毒特別警戒情報」を出しています。
県は引き続き、こまめな手洗いや調理場の適切な清掃、それに調理器具の消毒などの予防策を徹底するよう呼びかけてます。