栃木県内 インフルエンザと咽頭結膜熱 引き続き高水準で推移

県内では直近の1週間、インフルエンザと咽頭結膜熱の感染者が引き続き高い水準で推移していて、県は手洗いやうがい、人が密集している場所でのマスクの着用など基本的な感染対策の徹底を呼びかけています。

県は毎週木曜日、直近1週間の県内の感染症の状況を公表していてそれによりますと、今月3日までの感染者の数はインフルエンザが2102人でした。
前の週を200人あまり下回ったものの、1医療機関当たりの平均は「警報レベル」の30人に近い27.66人に上っています。
また、子どもがかかりやすく発熱やのどの痛みといった症状が出る、プール熱と呼ばれていた咽頭結膜熱は136人で、1医療機関当たりの平均の患者数は前の週と同じ2.83人でした。
「警報レベル」の基準となる、1医療機関当たりの平均が3人を上回っている地域が複数あるとして、県は感染対策の徹底を呼びかけています。
咽頭結膜熱もせきやくしゃみなどの飛まつなどによって感染します。
このため県は手洗いやうがい、それに、人が密集している場所でのマスクの着用など基本的な感染対策の徹底を呼びかけています。
一方、新型コロナウイルスの感染者は216人で、1医療機関当たりの平均は2.84人となり、6週間ぶりに前の週を上回りました。