“撮り鉄”の2人書類送検 JR線路内に無断侵入の疑い

電車などの撮影を趣味とする鉄道ファン、いわゆる「撮り鉄」の2人が、矢板市内のJR宇都宮線の線路内に無断で侵入したとして鉄道営業法違反の疑いで書類送検されました。

書類送検されたのは、東京都と埼玉県に住む20代の男です。
警察によりますと2人は、ことし6月、矢板市にあるJR宇都宮線の線路内に無断で侵入した鉄道営業法違反の疑いが持たれています。
この影響で、上野発青森行きの寝台特急「カシオペア」が緊急停車し、およそ15分の遅れが生じたということです。
任意の事情聴取に対し2人は、いずれも容疑を認めたうえで、「いい写真が撮りたかった」などと話しているということです。
警察は2人の他にも、もうひとり、いっしょに線路内に立ち入った者がいるとみて、捜査しています。
JR東日本大宮支社広報課は「撮影を行う際には、列車との接触事故などが起きないような安全な場所で撮影してほしい。線路などの鉄道用地や私有地に入っての撮影は絶対にやめてほしい」とコメントしています。