栃木県教委 県内初の公立夜間中学設置へ前向き姿勢

栃木県教育委員会は４日の県議会で県内初の公立の夜間中学について、「さまざまな学びの場の充実に向けて、有力な選択肢だと考えている。早期に方向性を出していきたい」と設置に前向きな姿勢を示しました。

国は、不登校や外国籍の人など、さまざまな理由で義務教育が受けられなかった人のため、各都道府県に少なくとも１校の公立の夜間中学の設置を求めていますが、栃木県ではまだ１校も設置されていません。
４日行われた県議会の一般質問で、設置に向けた方針について問われた阿久澤真理教育長はこれまで市町の教育委員会などでつくる連絡会議を開催したり、他県の先進校の視察を行ったりして検討を進めてきたことなどを説明しました。
そのうえで「さまざまな学びの場の充実に向けた中核的な取り組みであり、県立の夜間中学の設置は有力な選択肢だと考えている。今後、関係機関との協議をすすめ、早期に方向性を出していきたい」と設置にむけて前向きな姿勢を示しました。