福島の水産業応援 海産物でバーべキュー 宇都宮

東京電力福島第一原発の処理水放出後の水産業を応援しようと、福島でとれた海産物を使ったバーべキューを提供する催しが宇都宮市で開かれました。

この催しは宇都宮市で道の駅を運営する会社などが、福島第一原発の処理水放出後の風評被害が懸念される中、福島の水産業を応援しようと開きました。
3日は福島でとれたイカやエビ、あじなどのバーベキュー用の食材、100人分が用意され、市価のほぼ半額の1人2500円で提供されました。
会場のテーブルは昼前にはほぼ満席となり、家族連れなどが炭火で焼けた魚介類をおいしそうにほおばっていました。
栃木県さくら市から子どもと訪れた母親は「おいしい海の幸をいただくことで福島の水産業の方の力になれればうれしいです」と話していました。
主催した会社は福島県でも道の駅を運営しているということで、今後は全国各地でこうした催しを開き、地元の水産業を応援したいとしています。
「道の駅うつのみや ろまんちっく村」の田代賢一総支配人は「福島のおいしい水産物を大勢の方に楽しんでいただきたいと思います。こうした催しを定期的に開き、消費拡大につなげたいです」と話していました。