ことしの「新語・流行語大賞」 栃木 日光市民の予想は

ことしの「新語・流行語大賞」の「年間大賞」には、プロ野球・阪神、岡田監督の「アレ」が選ばれましたが、発表の前日、栃木県日光市では別のワードを期待する声が多く聞かれました。

日光市では、ことし3月、将棋の八大タイトルの1つ「棋王戦」の第4局が行われ、当時の藤井聡太五冠が渡辺明二冠に勝利し、6つ目のタイトルを獲得しました。
これをきっかけに、日光市では「将棋ブーム」が起きていて、「年間大賞」発表前日の30日市内で、何が選ばれるか聞いたところ、ノミネートされた候補のうち「藤井八冠」を推す声が多く聞かれました。
日光市の「将棋ブーム」は子どもたちを中心に8か月以上たった今も続いていて、小学校では昼休みに、公民館では夕方、多くの子どもたちが将棋盤を囲んで盛り上がっています。
小学3年生の女の子は「テレビでも、よく藤井聡太さんの活躍を見ています。年間大賞は、絶対、『藤井八冠』だと思う」と話していました。
公民館で将棋を指す子どもたちを見守っている日光市教育委員の職員、阿美雅子さんは「夏休みに開催した将棋の教室では30人以上の子どもたちが集まって予想以上の大盛況でした。ぜひ『藤井八冠』に大賞を受賞してもらって、将棋が子どもたちにもっと広まってくれればと思う」と話していました。

【宇都宮市民の予想は】
「新語・流行語大賞」の発表を前に、30日宇都宮市でことしの「年間大賞」を飾る言葉を予想してもらいました。
40代の女性は、「『ひき肉です』が選ばれると思います。子どもたちがよくまねしているのを見ます。学校でもはやってるみたいです」と話していました。
20代の男性は、「『チャットGPT』ですかね。便利でよく使っていますし、今後もどんどん普及していってほしい。同級生の間では『電動キックボード』もよく話題に挙がります」と話していました。
一方、フランスでの研修中にエッフェル塔の前でポーズをとってSNSに投稿し批判された自民党の女性局長を表現した『エッフェル姉さん』など、ノミネートされた30の言葉のなかには、「なじみがない」と驚く声も聞かれました。