マイナンバーひもづけの誤り 栃木県内で143件確認

全国でマイナンバーのひもづけの誤りが相次いだことを受けて、栃木県が総点検を行った結果、県内では障害者手帳のひもづけなどで合わせて143件の誤りが確認されました。
個人情報の流出はなかったとみられています。

マイナンバーカードをめぐっては別人の情報がひもづけられるなどのトラブルが全国で相次ぎ、県は国の通知に基づき、ことし7月から総点検を行っていました。
その結果、難病患者に対する特定医療費の支給で66件、精神障害者保健福祉手帳で16件、身体障害者手帳で15件など、合わせて143件でひもづけに誤りがあることが確認されました。
申請を受け付ける際にマイナンバーの確認が徹底されていなかったことやシステムに入力する際に操作ミスがあったことなどが原因とみられています。
これまでのところ個人情報の流出は確認されていないということです。
県は「今後、同様の事案が起きないよう確認を徹底して、県民の信頼を取り戻していきたい」としています。