ベトナムなど訪問の福田知事がトップセールスの成果を報告

世界の企業が集まるベトナム、富裕層が集まるシンガポールでトップセールスを行った福田知事が、28日の定例会見でその成果を報告し、「手応えを感じている」と述べた上で、「さらに世界から選ばれる栃木県を推進していく」と話しました。

福田知事は今月16日から21日までベトナムとシンガポールを訪問してトップセールスを行い、28日の定例会見でその成果を報告しました。
6日間の日程で現地の政府関係者や企業などおよそ20の団体と意見交換を行ったということで、ベトナムでは県内企業の現地での経済活動の支援に向け、関係省庁と覚書を締結しました。
ベトナムには安価な労働力を求めて世界各国の企業が事業進出を図っていて、県としても県内企業の進出を後押ししたい狙いがあります。
また、シンガポールでは訪日旅行商品を扱う旅行会社やメディアに対し、栃木の観光情報を発信するよう依頼したということです。
所得税率の低さなどを理由に世界中の富裕層が集まるシンガポールから、県内のインバウンドが拡大することが期待されています。
訪問を振り返った福田知事は、「現地のニーズを確認でき、手応えを感じている。訪問の成果が一過性のものとならないよう、各種政策によって世界から選ばれる栃木県を推進していく」と話しています。