アフガニスタン難民女性の手芸教室 栃木 小山

栃木県小山市でアフガニスタンから日本に逃れてきた女性2人が手芸教室を開き、母国伝統の縫い方を教えながら、地域の人たちと交流しました。

この催しは、難民支援に取り組むNPOが企画し、アフガニスタンでイスラム主義勢力「タリバン」が実権を握ったことを受け、2年前に日本に避難してきた女性2人が講師を務めました。
教室には、小山市内に住む女性などおよそ10人が参加し、講師の女性から、アフガニスタン伝統の縫い方で白いハンカチに赤や黄色の糸でバラの花を描く刺しゅうを教わりました。
2人はジェスチャーを交えつつ、参加者とコミュニケーションをとっていて、「教室で日本人と交流できるので楽しい」と語っていました。
参加した30代の女性は「言葉では通じ合えなくてもこれは同じ編み方だなとか、共通する部分を感じました」と話していました。
企画したNPO『AAR Japan』の櫻井佑樹さんは、「アフガニスタンの難民が小山市に住んでいることを知ってもらい、地域の人にはぜひ手を差し伸べてほしい」と話していました。
この手芸教室は、来年、千葉市でも開催される予定です。