サイト利用料金めぐる架空請求詐欺で6000万円被害 益子町

サイト利用料金めぐる架空請求詐欺で6000万円被害 益子町

益子町の70代の男性が、通信事業者や警察官を名乗る男たちからの「インターネットのサイトの利用料金が未納だ」などのウソの話を信じて、90回以上にわたって指定された口座に現金を振り込み続け、およそ6000万円をだまし取られました。
警察が特殊詐欺事件として捜査しています。

警察によりますと、ことし3月、益子町に住む70代の男性の携帯電話に「サイトの利用料金のお知らせ」という内容のショートメールが届きました。
男性が、このショートメッセージに記載されていた番号に電話をしたのをきっかけに、通信事業者や警察官を名乗る男たちからたびたび、電話が入るようになります。
電話では、「サイトの利用料金が未納だ」「携帯電話がウイルスに感染していて、第三者に被害が出ている」さらには「サイバー保険で支払うことができる」などの説明を受けたということです。
これらのウソの話を信じた男性は、3月から5月にかけて94回にわたって指定された口座に現金を振り込み続け、合わせて5964万円をだまし取られました。
その後、男たちと連絡がつかなくなり、だまされたことに気付いたということで、警察は、特殊詐欺事件として捜査しています。
警察は突然送られてきたショートメッセージには注意し、記載された電話番号には連絡しないことや、電話で現金や電子マネーを求められたら電話を切って家族や警察に相談するよう注意を呼びかけています。