宇都宮市 中心部でイノシシ目撃相次ぐ 注意呼びかけ

28日から29日夜にかけて、宇都宮市の中心部でイノシシを目撃したという情報が3件、相次いで寄せられ、市は、地元の猟友会と連携してパトロールを行うと共に、見かけた場合は絶対に近づかないよう注意を呼びかけています。

宇都宮市によりますと、▽29日午後8時半ごろ、宇都宮市材木町の路上で体長80センチ程のイノシシ1頭が西に向かうのを目撃したとする通報が、通りがかりの人からありました。
宇都宮市内では、▽28日の未明「宇都宮共和大学」西側の大通り1丁目の路上で、▽29日午後8時ごろには「宇都宮中央警察署」南側の戸祭元町の路上でもイノシシ1頭が目撃されています。
いずれの現場にも市の職員や警察官が駆けつけましたが、イノシシの発見には至らず、同じイノシシかどうかは分かっていません。
イノシシは、エサを求めて市の中心部に出てきたとみられていますが、今のところ人的被害や物的被害は確認されていません。
イノシシの目撃情報が相次いだことを受け宇都宮市は、それぞれの現場近くにある小中学校などに情報提供を行った他、地元の猟友会とともに登下校の時間帯にパトロールを実施しています。
市は、イノシシを見かけた場合は、絶対に近づかずに静かに、その場から離れ、建物や車に避難したうえで、市か警察に通報するよう注意を呼びかけています。