「山姥切国広」取得資金 クラウドファンディングで1億円達成

足利市が国の重要文化財に指定されている市ゆかりの刀、「山姥切国広」の取得に向けてインターネットのクラウドファンディングを活用し資金を募ったところ、24日、目標の1億円に達しました。

「山姥切国広」は、足利市ゆかりの刀工、堀川国広が当時の領主の依頼で安土桃山時代につくった国の重要文化財の名刀で、刀剣を題材にしたオンラインゲームで人気の刀となっています。
この「山姥切国広」について、足利市は、ことし7月、市が出資する関連団体で取得して管理することを発表し、取得管理にかかる費用およそ3億円のうち1億円をクラウドファンディングとふるさと納税で募る方針を示しました。
そして、先月1日から受け付けを始めましたが、足利市によりますと、24日午後1時の時点で、クラウドファンディングで集まった資金が1億円に達したということです。
足利市の早川尚秀市長は「目標達成は、ひとえに『山姥切国広』を愛する皆さまの熱い思いの積み重ねによるものです。刀剣を未来に引き継ぐため、引き続き力添えをお願いします」とコメントしています。
足利市では、クラウドファンディングは今月末まで、ふるさと納税は年内いっぱい受け付けることにしています。