宇都宮市 LRTの3停留場で駐車場スペース拡大へ

ことし8月に開業したLRT=次世代型路面電車について、停留場に車を止めて電車に乗り換える「パークアンドライド」の利用が進んでいるとして、宇都宮市は今後、市内3つの停留場で、駐車場のスペースを拡大する方針を決めました。

宇都宮市は、ことし8月に開業したLRTの沿線で、車やバス、タクシーなど、それぞれの地域をまわる交通手段との接続をスムーズにすることで、市内の交通ネットワークを充実させようと取り組んでいます。
開業から2か月がたち、市の職員などが利用状況を確認したところ、停留場に併設されている駐車場や、「トランジットセンター」と呼ばれる施設などに車を止めてLRTに乗り換える、「パークアンドライド」の利用が進んでいることがわかったということです。
また一部の停留場では、市民から「駐車場が埋まっていて車を止められない」という声も相次いでいるということです。
これを受けて宇都宮市は、市内の「平石」、「飛山城跡」、「清原地区市民センター前」の3つの停留場で、駐車場を拡大する方針を決めました。
市は今後も継続してLRTに関する施設の利用状況を確認しながら、必要に応じて、駐車場の拡大などを検討していきたいとしています。