海外でのポリオワクチン接種支援 高校生など募金活動 宇都宮

24日の「世界ポリオデー」を前に、海外でのワクチン接種を支援しようと高校生などが宇都宮市の街頭で募金活動を行いました。

この募金活動は10月24日の「世界ポリオデー」を前に、海外でのワクチン接種を支援しようと21日、宇都宮市のロータリークラブの呼びかけで行われ、市内の高校生8人が参加しました。
ポリオは幼い子どもが感染しやすく、手足がまひするなどの後遺症が残る病気で、国内ではワクチンが広まったことでこの50年近くは患者は確認されていませんが、海外の一部の国ではいまも感染が続いています。
街頭にはポリオの撲滅を訴えるのぼりなどが掲げられ、高校生たちが「募金をお願いします」と協力を呼びかけました。
これに対し、千円札や小銭を募金箱に入れる人や、乗用車を路肩に止めて運転席から寄付する人の姿も見られました。
募金活動を呼びかけた宇都宮ロータリークラブの酒井誠会長は「ポリオの患者はいま日本にはいないが、世界からポリオを撲滅するために協力をお願いしたい」と話していました。
集まった募金はWHO=世界保健機関を通じてワクチンの輸送費などにあてられるということです。