栃木県産加工食品をベトナムに売り込む商談会

県内でつくられたさまざまな加工食品をベトナムに輸出するための商談会が宇都宮市で開かれました。

この商談会はJETRO=日本貿易振興機構が宇都宮市にある栃木貿易情報センターで開き、日本側からは県内を中心に10の食品メーカーが参加しました。
ベトナムからは現地で観光客や富裕層向けに15の店を開いている高級スーパーのバイヤーが訪れ、日本側の担当者と商談を行いました。
このうち茂木町に本社のある菓子メーカーの担当者は、あめやキャンディーの自社製品のパッケージを10種類あまりテーブルに広げ、「抹茶やユズなどの味があり、東南アジアやヨーロッパでは動物などの形が好評です」と商品をPRしました。
これに対してベトナムのバイヤーは「賞味期限はどれくらいですか」とか、「日本国内での販売価格はいくらですか」などと質問していました。
商談のあと菓子メーカーの担当者は「カワイイ、売れそうと評価をいただきました。日本的なユズや抹茶味のあめをベトナムにも広めたい」と話していました。
ジェトロ栃木貿易情報センターの宮崎佳菜所長は「ここ数年はコロナ禍でオンラインでの商談でしたが、直接会うことで、効果的に栃木県の食品の良さを理解してもらえれば」と話していました。