先月開通のLRT 沖縄県与那原町が視察 全国から視察相次ぐ

先月、宇都宮市と隣の芳賀町を結んで開通したLRT=次世代型路面電車をまちづくりの参考にしようと、全国の自治体や経済団体からの視察が相次いでいます。

28日、視察に訪れたのは沖縄県の与那原町の町長や町の関係者など5人です。
一行は実際に宇都宮駅東口からLRTに乗車して車両基地や清原工業団地のトランジットセンターを見学し、途中同行した宇都宮市の担当者に車両の費用や運行の仕組みなどについて質問していました。
宇都宮市によりますと今年度、LRT事業に関する全国の自治体や経済団体などからの視察の申し込みが相次いでいて、今年度の視察件数は予定しているものを含めると、およそ130件にのぼるということです。
視察に訪れた沖縄県与那原町は周辺自治体とともにLRT導入の検討を進めていて、照屋勉町長は「LRTの運行の仕組みやメリット、市民にどのように利用されているかについて学ぶことが出来た。今後視察の成果を持ち帰り検討に活かしたい」と話していました。
宇都宮市LRT整備課の黒崎隆副主幹は「多くの方に宇都宮のLRTの視察に来て頂き、それぞれの地域にあった公共交通事業が全国に広がればと思います」と話していました。