ひきこもりの人やその家族への支援をテーマに講演会

ひきこもりの人やその家族への支援のあり方について学ぶ講演会が小山市で開かれました。

この講演会は、ひきこもり支援の取り組みに力を入れている小山市が企画しました。
3年前に市が設置した「ひきこもり相談支援室」には昨年度、のべ1400件の相談が寄せられているということです。
22日の講演会では、ひきこもり支援に取り組む全国組織の本部事務局長、上田理香さんが講師を務めました。
この中で、上田さんは、みずからもひきこもりだった20代の時の体験談や支援活動の経験を交えながら、高齢化と長期化、そして、新型コロナをきっかけに増加傾向にあるひきこもりの現状と課題を報告しました。
そのうえで「本人が生きていくためにはひきこもり以外の選択がないことを理解し、『がんばれ』ではなく、『がんばっているね』と声がけしてほしい」と話していました。