栃木県内の最高齢 鹿沼市の安藤テイさん109歳

栃木県内の最高齢は現在109歳の安藤テイさんで、鹿沼市の特別養護老人ホームで穏やかな日々を過ごしています。

安藤さんは、大正3年、山形県の現在の南陽市に生まれ、終戦直後に鹿沼市に移り住みました。
夫が経営していた木工所で働くかたわら、5人の子どもを育ててきたということです。
今回、NHKの取材に対し安藤さんは「子どもがたくさんいたので、子どもの成長を喜びながら歳を重ねてきました」と人生を振り返りました。
現在は、鹿沼市の特別養護老人ホームで暮らしていますが、身の回りのことはほとんど自分でこなせるといい、「好き嫌いなく何でも食べることが長生きの秘訣かもしれません。なるべく人の世話にならないよう元気に過ごしたい」と話していました。

今年度、栃木県内で100歳になる人の数は、今月1日時点で678人とこれまでで最も多くなりました。
栃木県によりますと、県内でことし4月1日から来年3月末までに100歳を迎える人の数は、今月1日時点で678人と前の年度の同じ時期を15人上回り、これまでで最も多くなりました。
男女別でみると男性が123人、女性が555人となっていて、女性がおよそ82%を占めています。
また、県内の100歳以上の高齢者の人数は、今月1日時点で1217人と前の年度と比べて、27人少なくなっています。
このうち最高齢の人は、女性が鹿沼市の安藤テイさんで、大正3年生まれの109歳。
男性が宇都宮市の沼野※トク三郎さんで、大正4年生まれの107歳となっています。
※トクは徳の心の上に「一」