大雨で増水の下野の用水路で80代男性死亡 誤って転落か

4日午後、栃木県下野市で80代の男性が用水路の中で心肺停止の状態で見つかり、まもなく死亡が確認されました。
警察は誤って用水路に転落したのではないかとみて事故の原因を調べています。

警察と消防によりますと、4日午後4時ごろ、下野市細谷に住む80代の男性の家族から「祖父がいなくなった。車が用水路の近くに止まっている」と警察に通報がありました。
警察と消防が、およそ1時間にわたって現場周辺を捜索したところ、車があった場所からおよそ700メートル離れた用水路の中で男性を発見したということです。
男性は、心肺停止の状態で、病院に運ばれましたが、まもなく死亡が確認されました。
現場は、幅、深さともにおよそ1メートルの農業用の用水路で、当時は、大雨の影響で水量が多くなっていたということです。
警察は、男性が誤って用水路に転落したのではないかとみて事故の原因を調べています。
宇都宮地方気象台によりますと、下野市には4日昼過ぎから午後6時前にかけて大雨注意報が出されていました。