LRT開業10日 平日利用者は1万2千人ほど

宇都宮市と芳賀町を結ぶLRT=次世代型路面電車は、4日で開業から10日となり、平日の利用者数は、一日1万2000人から3000人ほどで推移しているということです。

先月26日に開業したLRTについて、宇都宮市は一日あたりの利用者数を、平日は1万6300人あまり、休日は5600人あまりと見込んでいて、開業3年目までに市民に定着させたいとしています。
LRTの運営会社「宇都宮ライトレール」によりますと、開業初日の土曜日は、午後3時からの運行にも関わらず、およそ1万人が利用し、翌日は1万9000人が乗車したということです。
このあと、平日の5日間の利用者数は、通勤や通学を中心におよそ1万2000人から1万3000人ほどで推移したということです。
利用者がもっとも多かったのは3日の日曜日で、沿線のスタジアムでサッカー・Jリーグの試合が行われたことから、およそ2万人が乗車したということです。
一方、交通系ICカードによる運賃の支払い方法を理解していない乗客がいたり、現金で支払う人が多かったりしたときは、運転士が対応に追われて、最大でおよそ1時間ほど、ダイヤが乱れることもあったということです。
「宇都宮ライトレール」は「まずは順調な滑り出しだと感じているが、運行の遅れも発生しているので、今後は運賃の支払い方法のPRに努めるなどして、定時運行に努めたい」としています。