宇都宮市内などで一部道路冠水

大雨の影響で、栃木県内では、真岡市、茂木町、それに宇都宮市で道路の冠水が確認されています。

芳賀地区広域消防本部によりますと、真岡市の松山町付近や茂木町の小井戸付近で「道路が冠水している」という119番通報が寄せられているということです。
また、茂木町の真岡鐵道の天矢場駅付近では土砂崩れが発生したという情報があると言うことです。
一方、宇都宮市によりますと、午後1時半現在、宇都宮市横田新町で道路の一部区間が冠水し、車の通行ができなくなっているということです。
けが人などはいないということですが、周辺の建物や住宅に雨水が入り込むおそれがあり、市の職員などが現場に向かって対応にあたることにしています。
現場は「横川むつみ通り」と呼ばれる住宅街にある道路だということです。

警察によりますと、大雨の影響で、宇都宮市山本町付近で車1台が立ち往生し、車内にいた高齢者1人が救出されたということです。
また、宇都宮市消防本部によりますと、4日午後2時すぎ、宇都宮市平出町で車2台が冠水した道路で立ち往生していると119番通報が複数入ったということです。
消防が現場に駆けつけところ、2台の車が、ボンネットが水没するぐらい水につかっていて、午後3時までに運転手らは安全な場所に移動したということです。
けがをした人がいるかどうかや、車に乗っていた人数など詳しいことはまだわかっていないということです。
水没した車を運転していた60代の男性ドライバーはNHKの取材に対し「水浸しの道路にさしかかったところ、車ごと流されてしまった。ドアが開かず、窓を開けて自力で脱出した」と話しています。