LRTに反対する市民団体がJR宇都宮駅前で無言の抗議活動

宇都宮市と芳賀町を結ぶLRT=次世代型路面電車の事業に反対している市民団体が、開業を前日に控えた25日、JR宇都宮駅の前で無言の抗議活動を行い、市が計画している西側への延伸に反対する姿勢を示しました。

25日は、以前からLRTの事業に反対してきた2つの市民団体のメンバーなどおよそ30人が、LRTの最初の停留場となっているJR宇都宮駅に集まりました。
メンバーたちは連絡通路の両側に立ち、駅の利用者に対して「LRTは必要ない」とか、「西側延伸NO」などと書かれたプラカードを無言で示しながら、市が3年後に建設工事を始めたいとしている西側への延伸計画について、反対する姿勢を示していました。
市民団体の上田憲一会長は、「『バスのまち』の宇都宮にLRTは不要であり、事業計画への検証がなされないまま、西側延伸が進むことについて、今後も抗議していきたい」と話していました。