宇都宮大学 新設の「データサイエンス経営学部」定員は55人

宇都宮大学は、来年の春、設置する新学部「データサイエンス経営学部」の募集定員を55人とし、これに伴い、既存の学部の定員を減らすと発表しました。

宇都宮大学はデジタル分野に強い人材の育成に力を入れようと、来年の春、「データサイエンス経営学部」という新たな学部を開設します。
このほど大学が発表した来年度の選抜要項によりますと、「データサイエンス経営学部」の定員は55人となっています。
新学部の設置にあたっては、文部科学省が「大学全体の定員は変更しない」という方針を示していることから、既存の学部の定員は削減されます。
学部ごとに来年度の定員を見ますと、「工学部」は25人減って290人、「農学部」は15人減って180人、「国際学部」は6人減って84人、そして、「地域デザイン科学部」は9人減って131人、となっています。
大学によりますと、各学部の削減数は、過去数年の入試の倍率などを参考に決めたということです。
一方、「共同教育学部」については、群馬大学と共同で授業を進めることから、削減の対象にはせず、来年度の定員も170人のままだということです。
宇都宮大学の吉澤史昭副学長は、「新しい学部の授業は、ほかの学部の学生も受けることができる。大学全体の総合力を高めていきたい」と話しています。