奥日光 男体山で4年ぶり夜間登山 真夜中に山頂目指す 栃木

信仰の山として知られる奥日光の男体山で、信者や登山者が真夜中に山頂を目指す夜間登山が4年ぶりに行われました。

男体山の夜間登山は伝統の行事として毎年この時期に行われていますが、新型コロナの影響で過去3年連続で実施が見送られていました。
ことしは4年ぶりに行われることになり午前0時ちょうどにほら貝と太鼓の音を合図に中禅寺湖のほとりにある二荒山神社中宮祠の登山口の門が開けられると、白装束に身を包んだ信者や登山者などおよそ700人が標高およそ2500メートルの山頂を目指して次々に登り始めました。
信者や登山者たちは、暗やみの中、ヘッドライトの明かりなどを頼りに登山道を進み3時間半ほどで山頂に到着していました。
埼玉県から来た女性は山頂で「男体山に登るのは5度目くらいですが、初めて夜間に登ったので、わくわくで楽しかったです」と話していました。
ことしの夜間登山は6日午前0時に2回目が開始されることになっています。