芳賀町の公園に設置 「ロマンの碑」が盗まれる

栃木県芳賀町の公園に設置されたブロンズ製の記念碑、「ロマンの碑」が盗まれ、警察が窃盗事件として捜査しています。

警察によりますと、11日午後2時ごろ、芳賀町東高橋の公園に町が設置した大型のブロンズ製の記念碑、「ロマンの碑」がなくなっているのを公園の見回りをしていた職員が見つけ、警察に通報しました。
芳賀町の観光協会のホームページによりますと、記念碑には明治時代の画家、青木繁と福田たね、2人の間に生まれた子どものあわせて3人が刻まれていて、青木がこの地で最後の公開作「わだつみのいろこの宮」を制作したことから、美術愛好家から集めたおよそ1000万円の募金で昭和51年につくられたということです。
町内では最近、ほかにも2か所で金属のプレートが盗まれる被害が出ているということで、警察は窃盗事件として関連性も含めて捜査しています。

芳賀町の「ロマンの碑」が盗まれたことについて、町内に住む70代の男性は「無くなっていたことには気づかなかった。地域の宝のようなものなので、早く見つかってほしい」と話していました。