佐野市の住宅で窃盗事件 現金約3600万円など盗まれる

佐野市の住宅で現金およそ3600万円などが盗まれる被害が確認され、警察が窃盗事件として捜査しています。

空き巣の被害に遭ったのは佐野市伊勢山町にある一軒家で、5日午前9時前、この家に1人で暮らしている90代の男性が外出中に家族が訪れたところ、部屋が荒されているのに気付き警察に通報しました。
駆けつけた警察官が調べたところ、現金およそ3600万円と記念硬貨や古い貨幣など500点余り、合わせておよそ580万円相当がなくなっているのが確認されたということです。
男性は今月2日から5日朝まで留守にしていたということです。
警察は自宅の窓ガラスが割られていたことなどから、男性が留守の間に何者かが侵入し現金などを盗んだとみて窃盗事件として捜査しています。
県警察本部によりますと、住宅を狙った窃盗被害はことし5月末までに251件発生していて、去年の同じ時期と比べると1.5倍以上に増えています。
新型コロナによる行動制限が緩和されたことで外出が増え、留守にする時間が増えたことが原因の1つとみられ、警察は、外出する際は短時間であっても鍵をかけるよう呼びかけています。