図書館でおすすめの本展示 小学生が地域支える仕事を学ぶ授業

宇都宮市の小学校に通う児童たちが、図書館で、おすすめの本を展示するなどしながら、地域を支えている仕事について学ぶ特別授業に参加しました。

この授業は、宇都宮市の雀宮中央小学校が、地域のさまざまな施設の協力を得ながら、年に1回、6年生を対象に行っていて、市立図書館には15日、18人の児童が訪れました。
児童たちはまず、担当者とともに図書館の中をまわりながら、痛みの激しい本は1冊ずつ修理していることや、定期的に本の殺菌作業を行っていることなど、さまざまな仕事について、教えてもらいました。
また、一般の利用者は入れない書庫にも案内してもらい、およそ1年分の新聞や雑誌が保管されていることなどについて、説明を受けていました。
このあとは、ボランティアで図書館の仕事を手伝い、おばけについて書かれた児童書や絵本など、おすすめの本を展示棚に置いて、「小さな子でも読めます」と張り紙をしたり、周囲の花壇に、マリーゴールドやベゴニアの花を植えて図書館を彩ったりしていました。
参加した男子児童は、「ふだんは見ることができない場所を見学できて、うれしかったです」と話していました。
別の女子児童は、「展示したおすすめの本を、たくさんの人に見てほしいです」と話していました。