90代女性 おいを名乗る男からうその電話で4000万円被害

佐野市に住む90代の女性の自宅においを名乗る男から「仕事でお金が必要だ」などといううその電話があり、話を信じた女性は現金およそ4000万円をだまし取られました。
警察は特殊詐欺事件として捜査しています。

警察によりますと、6日午前11時ごろ、佐野市で1人暮らしをしている92歳の女性の自宅においを名乗る男から「仕事できょう中にお金が必要で渡さないと大変なことになる。金融機関の知り合いが取りに行くから渡してほしい」などという電話がありました。
そのおよそ5時間後の午後4時ごろ、今度は、金融機関に勤務していておいの知り合いだと名乗る男が自宅に現れ、話を信じた女性は金庫で保管していた現金およそ4000万円を手渡したということです。
その後、女性のもとに実のおいから電話があり、だまされたことがわかったということです。
警察は特殊詐欺事件として捜査するとともに、「『お金がすぐに必要』などの電話はすべて詐欺なので、かかってきたら家族や警察に相談してほしい」と呼びかけています。