栃木県 こども園で感染性胃腸炎の集団発生か 45人に症状

先月から今月にかけて、安足保健所の管内の認定こども園で、園児と職員あわせて45人がおう吐や下痢などの症状を訴え、このうち5人からアストロウイルスが検出されました。
栃木県は、感染性胃腸炎の集団発生とみて、手洗いや消毒などを徹底するよう指導しました。

県によりますと、先月12日から1日にかけて、足利市と佐野市を管轄する安足保健所の管内の認定こども園で、園児44人と職員1人のあわせて45人がおう吐や下痢などの症状を相次いで訴えました。
いずれも重症ではなく、全員が快方に向かっているということですが、県がこのうち7人について検査したところ、5人からアストロウイルスが検出されたということです。
県は感染性胃腸炎の集団発生とみて、原因を特定するための詳しい調査を行うとともに、子ども園に対して施設内の消毒などを徹底するように指導しました。
県は基本的な感染対策として、食事や料理をする前、それにトイレに行ったあとにはせっけんで手洗いするように呼びかけています。