壬生町でマイナポイント誤付与 委託業者の手続きミス

マイナンバーカードをめぐるトラブルが全国で相次ぐ中、去年12月に壬生町で手続きのミスがあり「マイナポイント」が誤ってほかの人に付与されていたことがわかりました。

壬生町によりますと去年12月、60代の男性の町民が、マイナンバーカードを健康保険証として利用するための手続きなどをしようと町役場を訪れた際、本来、受け取るはずだった1万5000円分の「マイナポイント」が誤ってほかの人に付与されたということです。
町民はこのとき、ポイントの受け取り先となる電子マネーのカードを持っていなかったために中断しましたが、支援に当たっていた町の委託業者が手続きをするためのアプリからログアウトせず、次の人の手続きを続けて行ってしまったことがミスにつながったということです。
町はその後、この町民に謝罪したうえで、同額の商品券を渡して理解を得たということです。
壬生町は「ご迷惑をおかけして申し訳ありません。これ以降、手続きの進め方を見直すなどして、再発防止に努めます」としています。
マイナンバーカードをめぐるトラブルは全国で相次いでいて、総務省は今月、最大2万円分のポイントがつく「マイナポイント第2弾」の事業で、ほかの人に誤ってポイントが付与されたケースが全国の90の自治体であわせて113件確認されたと発表しています。