栃木県が関西からの観光客呼び込みへ視察ツアー

栃木県は、関西方面からの観光客を呼び込もうと、隣の茨城県などと協力して旅行会社の担当者向けに視察ツアーを行いました。

視察ツアーは、栃木県と茨城県、それに茨城空港と関西方面を結ぶ航路を運航する航空会社が企画し、関西に事業所がある旅行会社の担当者13人が参加しました。
ツアーは、栃木県と茨城県の観光スポットおよそ7か所を1泊2日でめぐる日程で、16日の午後には藤の花の名所として知られる足利市の観光植物園などを訪れました。
参加した人たちは、足利市の担当者から市内の文化財や観光資源について説明を受けたあと、園内を見学し、写真を撮るなどして楽しんでいました。
旅行会社の担当者の1人は「バラがとてもきれいでした。いろいろなところをめぐって魅力を楽しめるツアーを考えていければと思います」と話していました。
県によりますと、昨年度、栃木県を訪れた宿泊客を分析したところ、8割近くが東京や埼玉など近隣の県からの観光客だったということで、県は、今後も視察ツアーなどを行って関西方面からの観光客の増加につなげたいとしています。
栃木県観光交流課の松村和美さんは「まだまだ知られていない栃木県の魅力を伝えられたと思います。よりいっそう多くの方に栃木県を訪れてもらいたい」と話していました。