ネコが玉乗りなどする人気のショー再開へ ネコたちが猛練習
10匹以上のネコがかわるがわるステージに登場して、玉乗りや綱渡りなどを行う人気のショーが、那須町の動物園で3年ぶりに再開することになり、出演するネコたちが猛練習に励んでいます。
再開に向けて練習が行われているのは、那須町の動物園「那須どうぶつ王国」の人気ショー、「ザ・キャッツ」です。
10匹以上のネコたちが身体能力の高さを生かし、玉乗りや綱渡りなどを披露することで人気を集めていましたが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴って、3年前の令和2年4月に休止されました。
動物園は、コロナの行動制限が緩和されるのを待って、18日からショーを再開することを決め、16日も急きょ、来園客に集まってもらって、園内で公開練習を行いました。
この中では、ベンガルやアメリカンショートヘアーなど7種類16匹のネコたちが、飼育員の司会進行に合わせてステージに登場し、綱渡りをしたり、棒を登ったりして、磨いてきた技を披露しました。
予定していた玉乗りをしないで観客席に逃げてしまうネコもいて、集まった人たちから、拍手や笑いが送られていました。
動物園によりますと、休止している間もショーの再開を望む声が多く寄せられていて、ネコたちはこの3年間、トレーニングを休まずに続けてきたということです。
18日からは、以前よりも観客の数を減らすなど感染防止対策を十分に取ったうえでショーを行っていくということです。
神奈川県から子どもと一緒に訪れていた女性は「再開してうれしいです。飼育員の指示に従わない自由でネコらしい姿も見られて、子どもたちも楽しめました」と話していました。
「那須どうぶつ王国」の橋本渚飼育員は「ネコたちのすばらしさを再び伝えられるのがうれしく、私も楽しみにしています」と話していました。