就学前の子どもたちに英語に親しんでもらう取り組み 日光
幼稚園や保育所に英語の講師を派遣するなどして、子どもたちが小学校に入学する前の早い時期から、歌やゲームなどを通じて、英語に親しんでもらおうとする取り組みが、日光市で行われています。
日光市は今年度から、市内すべての公立の幼稚園と保育所に週1回のペースで英語講師を派遣したり、3歳以上の子どもがいるすべての世帯に英語の絵本を配ったりして、子どもたちに、早い時期から英語に親しんでもらう取り組みを進めています。
このうち今市幼稚園では今月17日、年中と年長の2つのクラスで講師を招き、子どもたちが簡単な英語の歌を歌ったり、イラストを見ながら犬や猫などを表す英語を学んだりしていました。
希望をすれば、民間の幼稚園や保育所でも英語講師の派遣を受けることができ、今年度は市内あわせて20の施設で、取り組みが行われているということです。
今市幼稚園の桑門秀光園長は「小学校に上がる前の小さいうちから、楽しく英語を身につけられるので、素晴らしい取り組みだと思います」と話していました。
日光市教育委員会の鈴木久子係長は「子どもたちには、英語を遊びの中で身につけてもらうことで、小学校・中学校の英語教育に円滑につなげられるようにしたい」と話していました。