栃木県がノロウイルス食中毒特別警戒情報 予防徹底呼びかけ

県内でノロウイルスが原因とみられる感染性胃腸炎の患者が増加し続けているとして、県は19日「ノロウイルス食中毒特別警戒情報」を出し、県民に予防策を徹底するよう呼びかけています。

県によりますと、県内では今月15日までの1週間に指定されている48の医療機関で、ノロウイルスが原因か、原因とみられる感染性胃腸炎と診断された患者の数は166人に上っています。
2週間前の報告は74人、前の週は115人となっていて、患者数の増加が続いていることから、県は19日、ノロウイルスによる食中毒の発生の危険性が高まっているとして「ノロウイルス食中毒特別警戒情報」を出しました。
ノロウイルスによる感染性胃腸炎は食品を通じて広がりやすく、例年、11月から翌年3月までの寒い時期に流行する傾向があるということです。
県は、石けんを使ったこまめな手洗いや、調理器具の煮沸と消毒、それに下痢やおう吐などの症状がある場合に調理や配膳をしないことなど、予防策を徹底するよう県民に呼びかけています。