中学校で無料の学習支援「公営塾」始まる 茂木町

茂木町の中学校で、塾講師の経験のある男性が、放課後に生徒たちの学習を無料で支援する「公営塾」の取り組みが始まっています。

この「公営塾」の取り組みは、茂木町の茂木中学校で今月から始まり、18日は放課後の午後4時すぎ、3年生の生徒20人ほどが「公営塾」の教室に集まりました。
そして、生徒たちが数学や英語などの課題に取り組み始めると、塾講師の経験のある、地域おこし協力隊の男性が指導にあたり、生徒たちの席を回っては問題のヒントや解き方などを教えていました。
「公営塾」を利用できるのは、今のところ3年生に限られていて、3年生のほぼ半数にあたる44人が利用の登録をして、スクールバスの待ち時間などをこの塾での学習にあてているということです。
塾を利用した女子生徒は「先生に気軽に相談でき、分からないところを教えてもらえるので学習に役立っています」と話していました。
また、男子生徒は「家に帰ると勉強しないので高校受験に役立つと思います」と話していました。
茂木町教育委員会の堀江順一生涯学習課長は「学力向上だけでなく漢字検定や英語検定などもサポートしていきたい」と話していました。