大学で“朝ごはんカフェ” 学生に無料でパン提供 宇都宮
朝食を食べることの大切さや食品ロスの問題について考えてもらおうと、宇都宮市の大学で、学生たちに無料でパンを配る取り組みが行われました。
「朝ごはんカフェ」と名付けられたこの取り組みは、学生たちに朝食をしっかり食べて勉強に励んでもらおうと、宇都宮市のNPOが12日朝、市内の作新学院大学で開きました。
大学の食堂では、前日まで市内のデパートの店頭に並んでいたおよそ60個のパンが、食品ロスを減らす目的で協力企業から提供され、学生たちに無料で配られました。
集まった数十人の学生たちはあんパンやメロンパン、それにサンドイッチなど好みのパンを楽しそうに選び、友人たちと笑顔で食べていました。
訪れた女子学生は「朝は忙しく、あまり食事をとれないので、パンをもらえてうれしいです」などと話していました。
運営スタッフを務めた作新学院大学4年の山本めぐみさんは「想像以上にたくさんの方に来ていただけてうれしかったです。食品ロスやSDGsについて気にかけてもらえたらいいなと思います」と話していました。
主催したNPOは、来月や12月にも、この大学で「朝ごはんカフェ」を開くほか、今後、市内のほかの大学でも開催する予定だということです。