3年ぶりの国体「いちご一会とちぎ国体」開幕 宇都宮で開会式

新型コロナウイルスの影響による中止や延期を経て、3年ぶりの開催となった国民体育大会「いちご一会とちぎ国体」が1日開幕し、天皇皇后両陛下も出席されて宇都宮市で開会式が行われました。

宇都宮市の栃木県総合運動公園陸上競技場では、およそ2年8か月ぶりに地方を訪問された両陛下が見守る中で開会式が行われました。
航空自衛隊の飛行チーム「ブルーインパルス」による祝賀飛行に続いて、全国から集まったおよそ1600人の選手団が都道府県ごとに入場行進し、最後に地元の栃木県の選手たちが入場すると、会場からひときわ大きな拍手が送られました。
そして、天皇陛下が「改めてスポーツのすばらしさを実感しつつ、お互いの友情を育み、地元栃木県の皆さんとの一期一会を大切にして、すばらしい思い出を作ってください」などと激励されました。
このあと、オリンピックの聖火にあたる炬火が、栃木県名産のいちごをデザインした台にともされました。
最後に、栃木県代表で去年の東京オリンピックに出場したスポーツクライミングの楢崎智亜選手とホッケーの狐塚美樹選手が「感染対策を万全にし、開催に尽力いただいた関係者や支援してくれた方々に感謝し、勇気と感動と元気を届けられるよう競技することを誓います」と選手宣誓しました。
「とちぎ国体」は、新型コロナの感染対策を徹底したうえで原則、観客を入れて11日間の日程で行われ、およそ1万9000人の選手が出場する予定です。

開会式で選手宣誓を行ったスポーツクライミングの楢崎智亜選手は式典のあと「多くの人に見られていたので無事に終わって少しほっとしました。地元の大会で、弟と2人で優勝できるように頑張りたいです」と話していました。
またホッケーの狐塚美樹選手は「緊張しましたが栃木県代表としての誇りと感謝を気持ちを表現できました。栃木県の歴史や魅力を多くの人に伝えられる開会式になり、よかったと思います」と話していました。

開会式に先立って行われた「オープニングプログラム」では公募で選ばれた県内の4つのグループが、民謡や和太鼓の演奏などを披露しました。
そして、開会式の後に行われた「式典演技」では、地元の小中学生や高校生など1300人余りが音楽やダンスを交えたパフォーマンスを披露し、栃木県は山や川があって自然が豊かなことや、農業や伝統工芸が根付いていること、そして今大会をきっかけにますます発展していくことなどを表現しました。
「式典演技」は、天皇皇后両陛下もご覧になり、盛んに拍手を送られていました。