「国葬」県庁で半旗掲揚 反対集会や賛否の声

安倍元総理大臣の国葬が行われる27日、栃木県庁では弔意を示して半旗が掲げられました。

県庁では午前8時、庁舎前のポールに半旗が掲揚されました。
県によりますと、県庁の半旗掲揚は安倍元総理大臣への弔意を示すもので、例年は終戦の日の8月15日や東日本大震災が発生した3月11日に行っているということです。
NHKのまとめによりますと県内の25の市と町のうち宇都宮市、足利市、佐野市、日光市、真岡市、大田原市、那須塩原市、さくら市、下野市、上三川町、益子町、茂木町、市貝町、芳賀町、壬生町、那須町の16の自治体で半旗の掲揚が行われました。
一方、栃木市、鹿沼市、小山市、矢板市、那須烏山市、野木町、塩谷町、高根沢町、那珂川町の9の自治体は行いませんでした。
また安倍元総理大臣の国葬には福田知事のほか、県市長会の代表としてさくら市の花塚隆市長が、県町村会の代表として上三川町の星野光利町長がそれぞれ参加したということです。

宇都宮市の中心部では27日、安倍元総理大臣の国葬に反対する市民団体が抗議の集会を開きました。
集会は国葬が始まった午後2時から宇都宮市の中心部で行われ、およそ30人が「国葬反対」と書かれたのぼり旗を掲げて「弔意を強制するな」などと声をあげました。
また、市民団体の共同代表の1人が演説し「安倍元総理大臣に対し国家としての弔意を示し、税金を使う国葬に反対する。宇都宮の地から政府に断固とした抗議の声をあげていきたい」と訴えました。
集会には、立憲民主党や共産党の関係者も参加し、このうち立憲民主党の松井正一県議会議員は「岸田内閣はこの国葬を襲撃事件のあとわずか1週間ほどで閣議決定だけで決めた。国民を愚弄するこの国葬に真っ向から反対したい」と述べました。

安倍元総理大臣の国葬をめぐり、宇都宮市中心部の商店街では、賛成と反対、両方の意見が聞かれました。
20代の女性は「国葬には賛成です。安倍さんは各国のトップと何度も会談し大きな功績を残したと思います。『お疲れさまでした』ということばをかけたいです」と話していました。
また、別の20代の女性は「SNS上では海外の人も含めて安倍さんを高く評価する投稿を見かけるので、国葬がふさわしいと思います」と話していました。
一方で、50代の男性は「国葬には反対です。コロナ禍で経済が大変な状況のときにここまでばく大な税金をかけてすることではないと思います」と話していました。
また10代の女性は「旧統一教会の問題が何一つ明らかになっていない中、国葬が行われるのは納得できません」と話していました。