“時代を代表する陶芸家”選出6人の作品展示 菰野町の美術館

全国の美術関係者から「時代を代表する陶芸家」に選ばれた6人の個性や感性にあふれた作品を紹介する展示会が三重県菰野町で開かれています。

会場の「パラミタミュージアム」では全国の美術館の学芸員や美術評論家などに「時代を代表する陶芸家」を選んでもらい、多くの推薦を受けた作家の作品を紹介する展示会を毎年開いていて、ことしも上位6人の作品、合わせて72点が展示されています。
このうち岐阜県の氏家昂大さんの「織部漆朱塗大壷」は釉薬を厚くかけて焼き上げ表面にできたおうとつが青や緑など鮮やかな色彩をかもしだした壷でへこんだ部分には赤い漆で着色することで温かみのある仕上がりとなっています。
また、長崎県の馬場康貴さんの「ソーリングフォーム※VII」は1辺が1センチ程度の小さな白色の四角形の磁器のパーツを組み合わせたもので、光と影のコントラストを生かしながら、高くそびえる作品となっています。
パラミタミュージアムの衣斐唯子学芸員は「日本を代表する陶芸界のいまを代表する実力ある6人の作家がそろっています。個性豊かな作家の展示ですので是非この機会にご覧ください」と話していました。
この作品展は7月29日まで開かれ、出品作品の中から来館者の投票で大賞が選ばれることになっています。
※ローマ数字の7