夏の全国高校野球三重大会 暑さ対策で屋内で開会式

甲子園出場をかけた夏の全国高校野球三重大会はことしは暑さ対策のため、四日市市の多目的ドームの中で開会式が開かれ、選手たちは空調が効いた屋内を力強く行進しました。

夏の全国高校野球三重大会は5日に開幕し、四日市ドームで開かれた開会式には、去年より2校1チーム少ない62校60チームの選手が参加しました。
入場行進では去年の優勝校、いなべ総合学園を先頭に選手たちは掛け声にあわせて、大きく腕を振って堂々と歩いていました。
そして津高校のキャプテン中尾早玖選手が「一球一打に熱い思いを込めて、支えてくれた人たちの心に大輪の花が咲くよう忘れられない夏にするよう誓います」と選手宣誓しました。
暑さ対策のため、ことしは開会式を空調設備の整った屋内で行ったほか、給水所が設けられ、式の途中にも給水の時間がとられました。
大会は県内4つの球場で、6日から1回戦が始まり、日程が順調に進めば、7月28日に四日市市営霞ヶ浦球場で決勝が行われます。

《大会開幕 選手たちは・・》
選手宣誓を行った津高校のキャプテン、中尾早玖選手は「脚が震えるほど緊張したが、小さいころから憧れていたところで仲間たちと一緒に考えた宣誓をすることができてうれしい。この夏の大会が人生の中で記憶に残り、すばらしいプレーができる大会にしたい」と話していました。

第1シードの津田学園のキャプテン、中村駿亮選手は「いよいよ開幕し、気持ちが上がってきた。メンタル面も鍛えてきたので、粘りの野球を見せたい」と話していました。

また、第2シードの菰野高校のキャプテン、山口拓真選手は「開会式を迎えてワクワクの気持ちが大きい。1戦1勝で戦いたい」と話していました。