四日市市と三重大学が新たな教育研究拠点の検討会設置へ

JR四日市駅の周辺に新たな教育研究拠点の設置を目指して、連携協定を結んでいる四日市市と三重大学は、6月中旬、新たに検討会を設け、来年3月末までに設置する施設の内容などについて結論を出すことにしています。

四日市市は、中心部のJR四日市駅周辺に理系を中心とした大学の設置を検討していて、ことし2月に三重大学と連携協定を結び、新たな教育研究拠点の設置に向けて、検討を進めています。
22日、津市の三重大学で伊藤正明学長が四日市市の森智広市長と記者会見を行って、6月中旬に新たに「四日市キャンパス設置検討会」を設けることを発表しました。
検討会では、四日市市の副市長と三重大学の副学長が中心となって1か月に1回程度会合を開き、工学系のどの学部・学科の拠点とするのがふさわしいか、施設の内容や規模、それに運営費用などについて検討を行い、来年3月末までに結論を出すことにしています。
これについて、三重大学の伊藤学長は「ものづくりの町の中心で人材の育成や共同研究をするということなので、この取り組みが日本のひとつのモデルとなって地方創生などにつながるよう取り組んでいきたい」と話していました。
また四日市市の森市長は「四日市キャンパス設置に向けて議論を進めてもらい、三重大学を中心に、四日市の大学構想を構築したい」と話していました。