特産の「甘夏」味わう 尾鷲市の小中学校の給食で提供

尾鷲市の小中学校で特産の「甘夏」が給食で提供され、子どもたちが旬の味を楽しみました。

尾鷲市では地元の農産物を給食に出す取り組みを行っていて、15日は生産が盛んな「甘夏」が市内すべての小中学校で提供されました。
このうち尾鷲小学校では、はじめに小学3年生約60人が、市内で地域おこし協力隊として甘夏の生産に取り組む日下浩辰さんから尾鷲市では1960年から栽培が始まったことや、3月から5月が旬であることなどを学びました。
そして給食の時間になると、1人1切れずつ甘夏が配膳され、子どもたちは「酸っぱい」「おいしい」などと声をあげながら、旬の味を楽しんでいました。
小学3年生の女子児童は、「酸っぱくて甘くておいしかったです。おいしい甘夏を作ってくれてありがとうと伝えたいです」と話していました。
日下浩辰さんは、「地元の子どもが食べて味を記憶に残すのは重要です。この季節になると甘夏が食べたくなると思ってもらえたらうれしいです」と話していました。