採用時に職歴に偽り 松阪市が看護師を懲戒免職

松阪市民病院に勤める看護師が、採用の際にこれまでの職歴を偽った書類を提出し、職歴に応じて決まる給与を不正に多く受け取ったとして、市はこの看護師を懲戒免職としました。

懲戒免職の処分を受けたのは、松阪市民病院の40歳の女性看護師です。
市によりますと、この看護師は、ことし1月に採用され、緩和ケア病棟で勤務していましたが、4月、病院側が採用に応募した際の提出書類を確認していたところ、「在職期間証明書」に不審な点が見つかり、民間の病院に看護師として勤めていた期間が実際よりも3年以上長く書き換えるなど職歴を偽っていたことが明らかになったということです。
採用後の基本給は、看護師としての職歴を加味して決まりますが、看護師は、本来より、3か月で1万5000円あまり多く不正に受け取っていたということです。
聞き取りに対し、看護師は「ほかに短期間勤めていた病院や介護施設があったが、証明書を書いてもらえなかった。生活のため働きたかった」と話し、不正を認めているということです。
また、多く受け取った給料は返納したということですが、市は、看護師を10日付けで懲戒免職とし、今後、警察に刑事告発することにしています。
松阪市の池田肇総務部長は「書類が提出された時点で気づくべきだった。市民に深くお詫びするとともに信頼の回復に努めていく」と陳謝しました。